HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第729号〜
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2015/12/21 vol.00729
さて、
ちょうど、私の事務所の前に木造の古い建物が建っていましたが
一昨日、解体屋さんが足場を組んで防音シートを張り始めました。
その工事を見ていると、なんと荒っぽいのです。
単管を放り投げるし、きちっとしたシート張りでなくつぎはぎのシート張。
3人の解体作業員がシナ語で叫んでいます。
日本人はいません。3人とも中国人で、中国人だけで作業を進めています。
建設業界の人手不足もここまで来たかという感じです。
そういえば、昨日もクロス屋さんに話を聞いたところ
仕事は何とかあるけど、職人がいなくて困っているとか。
建設業の職人の高齢化が進んでいて、若い職人が育っていないそうです。
若い人にクロスの仕事を教えても長く続かないし、すぐに辞めてしまうらしい。
職人の定着率は低く、60歳以上の職人ばかりで
建設業界でも高齢化が進んでいるとか。
バブル以降の長い不況で建設就業者が業界から離れ
第3次産業のサービス業などに流れてしまい
その後、景気がよくなって仕事が増えても
もう、その人たちは返ってこないそうです。
建設業って、嫌われる職業の一つなんでしょうね。(苦笑)
必然的に、応援を頼んでも発注単価が高くないと来てくれないそうで、
建設業界の人手不足はここまで来ているんだなと思いました。
人手不足が進むと、前出の解体業者のように
中国人のような外国人を積極的に雇用するようになります。
ある程度の期間、教育・研修をやってスキルを磨かせ
現場に出すわけですが、日本人のような繊細さはありませんから
施工品質にはあまり期待はできないでしょう。
何年もかけて磨く技術を彼らに期待しても無理というもの。
また、建設従事者の言葉の壁もありますしね。
ということで、建設業界の人手不足が続くと人件費が高くなり
最終的には建設コストに跳ね返ることになります。
これからも、まだまだ建設費のコストアップは
避けて通れないのではないでしょうか?