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HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第720号
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                    2015/10/21  vol.00720

さて、横浜のマンションの建物傾斜の事件は大きな問題に発展しましたね。
2005年の姉歯事件(耐震偽装問題)がありましたが
あの時も大問題になり、建築士法が一部改正され
わたしも1日講習など、その後少なからず影響を被りました。

また、最近、耐震ゴム偽装事件が終わったと思ったら
また建築の構造に関わる工事の事件です。

販売主の三井不動産は住民説明会で
「全てのマンションの建て替えを検討する」
ということを住民に説明しました。

しかし、建て替えと言ったって、現行のマンション法では
住民(所有者)の5分の4の賛成がないと建て替えは不可能です。
住民個々の思惑が違うマンションで、それだけの賛成数が得られるかどうか。

また、三井建設の下請け企業で
杭工事を請け負った旭化成の子会社 旭化成建材は
過去10年間の工事を調査するらしい。
その数なんと全国で3000棟!

たぶん、これをやったら、今までのマンションは
間違いなく建物の傾きが発覚するでしょう。
建築業界の暗部がまた暴露されるかもしれません。
建物は大なり小なり多少の傾きはあるもの?ですが
これが大きな問題になりそう。

実際、ここだけの話ですが、私の長い業界経験では
こんなことは日常茶飯事とはいいませんが、けっこうあるものなんです。

昔、RC3階の建物を建てている最中に建物が沈みだして傾きだしたことがありました。
大慌てで、建物下部の土中にパイプを打ち込んでコンクリートを注入し
建物が沈むのを抑えたことがありました。


もちろん、この工事は大赤字。斜めに傾いたままの状態で
工事を完成させました。施主はこのことを知らないんですよ。
ひどい話ですよ。ほんと。

私はこの件は担当じゃなかったからいいですが、
担当者は夜、眠れなかったそうです。

こういうケースは不可抗力ですから、仕方がないとしても
今回の場合は杭データーの改ざんですから、質が悪い。たちが悪い。
業界の人間たちの倫理観、モラルなど全くないといっても過言ではありません。

今後、別の視点から業界の体質が問題になるのではないでしょうか?
建設業界のこういう問題は今に始まったことではありません。
昔からこういう人たちの集まりなんですから。

元請けだけでなく下請けシステムもそう。
これを構成する人材がこのレベルでしかない。
また、この人材を教育するチャック機関がまったく働いていません。

私は建築業界で一番大事なことは
業界の元請け、下請けさんの倫理観やモラルをもっと徹底的に教育する
べきだと思っています。
物事の是非の判断ができない元請けや下請けさんが多すぎると思います。

こんな事件が起こると、事件が起こるたびに監督官庁からの
規制が厳しくなり、われわれ建築士を縛る法律をかけてきます。

真摯に建築にかかわっている人たちも多いのに
一部の「建築する心」を失った人たちのおかげで
世間から建築業界を色眼鏡で見られるのは、本当に困ったものです。

私はタワーマンションなどの分譲マンションの購入は元々否定的なんですが
この事件が起こって、ますますその気持ちを強くしました。
マンション購入はやめられたほうがいいと思います。
その理由はまたメルマガでお話ししますね。

それでは
また、メールしますね。
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