HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第717号〜
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◇ 『空室対策110番』
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2015/9/30 vol.00717
さて、前回の空室対策の続きです。
成功する空室対策には6つのポイントがあります。
その6つのポイントをご説明しますね。
1.空室になる原因を探り、適切な対策を打つ
2.業界を理解し、不動産屋さんを上手に活用する
3.入居者の欲していることを知り、常に入居者の視点でマーケティングを行う
4.ライバルを調査、研究し対策を打つ
5.ポイントを押さえた効果的なリフォームを行う
6.賃貸住宅にコンセプト(付加価値)を導入する
空室対策6つのポイントの中の
「賃貸住宅にコンセプト(付加価値)を導入する」について説明しますね。
全てのモノや市場が飽和状態の日本では
「これからは個性化、差別化だ」といわれています。
アパートやマンションにも、この波は押し寄せ
もう、ありきたりな普及品など見向きもされない時代に
なりつつあります。
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ここで、私は最近つくづく想っていることがあります。
こういった時代は
「商売は、比較されない商品を選ぶこと、作ること。」
だと思っています。
たとえば、
あなたがインターネット上で、ある商品を売っていたとしますね。
ユーザーは、インターネット上でその商品と同じような
商品を比較しながら購入を前提に検討します。
そのとき、その商品が同じ条件、品質、価格であれば
「何もあなたから買う理由など」ないのです。
もし、買う理由を見つけるとしたら、それは「お値段」です。
あなたの商品を、消費者に買ってもらおうと思ったら
価格を下げるしかありません。結局、泥沼のごとく
お値段を下げ続けなければならないんですね。
あなたは、その他商品と同じ土俵に乗って戦っているから
いつもこうなるんです。
こんな商売のやり方はもう、止めにしたいものですねぇ。 ほんと
そこで、
賃貸住宅のことなんですが
普及品の1DKや2DK等ではなく
競合にならないコンセプトを持ったニーズのある住まいをご紹介しますね。
それは賃貸マンション「ミュージション」。。
この建物、全戸遮音構造を採用したマンション
○室内でも思いっきり、歌が歌えて、楽器の演奏が可能。
○また、最近流行の大音響を楽しむ映画、テレビ、DVD鑑賞なども可能。
○希少価値の高さから家賃は相場の1.5倍をつける物件もある。
○対象は音楽大学の学生ばかりでなく社会人の方が8割。
○建物内一階の共用スペースで定期演奏会を開催。
入居者の入居期間も長く、入居待ちの会員は1000人を超えているとか。
●遮音性能に優れた音楽マンション
【MUSISION:ミュージション】
→ http://www.musision.com/index.html
ご覧のサイトを見てどう思われました?
この企業さんは、特殊な賃貸マンションであるにもかかわらず
集客、運営、管理まで自社でおこなっています。
よく見ると、ついでに分譲マンションまで販売しているようですね。
音楽好きな人をたくさん集めると、
そのウェブサイトでは関係する商品は何でも売れるんです。
一つのサイトにアクセスを集め、集客装置を作って
そこから、個々のマンションに誘導していますね。
そのサイトのコンテンツをしっかり見てください。
音楽好きの人が喜ぶいろんな情報がたくさん入っているでしょう。
でも、この会社さんの最終目的は一つ
そ れ は、「空いた部屋を埋めること。」なんですね。
また、そのサイトから会員を募る仕組みを作り
ウエィティングリストを取ってメールマガジンを
配信し入居待ちの行列を意図的に起こしている。
そして、「どうしても、入りたいぃぃー!」と思っている
音楽好きな入居者に待機してもらい、空室になったとき、
サイトに表示する前にいち早く会員へメールでお知らせする。
「早い者勝ちですよーっ」
「早く決めないと他の人で決まっちゃいますよー」てね。。
不動産屋さんにお世話にならず、頼らずに、
独自で集客することもできる秀逸なビジネスモデルだと思いません?
ある意味、強気!な商売です。
ビジネスは、冒頭でお話したようにコレでなくっちゃあいけません。
だからっ、「競争の市場」に参加しないってことなんです。
こういったことができるのが
「コンセプトを持った賃貸住宅」なんですねー。
希少な人たちを集めて、商品(空間)を貸す。
アパート経営も商売だと考えればこんなこともできるんですねぇ。
今日のお話は、あなたのアパートの空室を
埋めるヒントになったでしょうか?
それでは
また、メールしますね。