HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第695号〜
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2015.06.01 vol.00695
さて、読者から相談がありました。
その内容は以下のメールです。
『色々示唆に富む情報を有難うございました。
当方の概要は2棟、16室。2LDK。 築15年。
大手住宅メーカーの子会社の不動産会社の一括借り上げ方式。
又、入居者募集はその会社の更に下請け(?:全国チェーン)がやっている状態。
故に入居者集めの営業担当者とは接触していないないのが実情です。
過去に下請けの営業担当者と合わせるよう交渉しましたが拒否されました。
二年に一度の賃料の改定交渉では、下げろ!下げろ!相場が下がった。の一点張り。
最近が修繕費も増え経営に赤信号が点滅しています。
本年が賃料改定年でその対策で頭が痛いです。
何かご助言ならばお願いします。』
それに対する私の意見はこうです。
【メールありがとうございました。
管理システムとして一括借り上げを採用された訳ですね。
たぶん、15年前、最初の管理の説明があったと思います。
○○さんはその時の家賃が永遠に保証されると思ったのでしょうか?
賃貸は家賃は下がるものという認識はお持ちだったのでしょうか?
これはよく知っていた方がよろしいかと思います。
家賃はリフォームなどにお金をかければ別ですが
家賃は下がり続けるものなのです。
これで一括借り上げ方式というシステムがこういうものだと
いうことがお分かりになったと思います。
もし、不満があるようなら
ここで、契約を打ち切って自分でやれるかどうか(自主管理)ですね。
契約解除の申し出があれば業者は反対はしないと思います。
自分でやるんだ!という自信が無ければ、
そのまま契約を延長したほうが良いと思います。】
以上です。
一括借り上げを信じて託したものの
15年たった未来はこうなるんですね。これは事実です。
通常、保証会社は2年に一回の家賃改定があるんですが、
その時に家賃改定に家主が応じなければ、保証が打ち切られる仕組みになっています。
また、家賃改定だけでなく、条件付きの修繕とか、リフォームを要求されます。
これも、条件として飲まなければ、同じように保証が打ち切られます。
こんなこと申し上げては悪いんですが
家賃保証を採用する方は、元来、他者に依存する傾向が強く
家賃保証を解約して自主管理をやったとしても
意欲がいま一つなので、うまくいかないのではないかなと思います。
これから賃貸アパートやマンションを建てる人は
肝に銘じておきましょう。
それでは
また、メールしますね。