HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第608号〜
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2014.1.27 vol.00608
おはようございます。
賃貸経営コンサルタントの竹末です。
いつもメールマガジンの購読ありがとうございます。
竹末は現在、東京に来ています。
東京へ来てから、かれこれ1週間になりますが
毎日スケジュールが一杯で、忙しくしています。
昨日は、渋谷で一日中セミナー講座を受講しました。
どんなセミナーかというと・・・
http://ameblo.jp/seru2093/entry-11758011843.html
しかし、久しぶりの渋谷で、
土曜日ということもありますが、渋谷の街の人が多いこと。
中高年のおっさんがウロウロするようなところではありませんね。
さすが「若者の街、渋谷」です。
さて、
最近は、太陽光発電がブームになっていますね。
原発などの代替エネルギー問題があり
また、投資利回りが非常に良いということで
全国各地で太陽光発電パネルが見られるようになりました。
新幹線に乗って景色を眺めていると
あちこちでよく見かけますね。
この太陽光発電パネルを建物の屋上や屋根に
設置することがあります。
こういう場合、設置する人は、建物にパネルを
取り付けたときの「リスク」を考えているのでしょうか?
そのリスクというのはこういうことです。
建物にパネルを取り付けるとき
屋根もしくは屋上に金属の架台を取り付けなくては
太陽光パネルはしっかりと固定できません。
屋根の上にポンと置いただけでは
風や地震で動いてしまいます。
また、ずれ落ちるととても危険です。
そのために、パネルを取り付ける頑丈な架台が必要です。
架台を取り付けるためには屋根や屋上に
直接、架台を緊結しなければならないのです。
架台を緊結するために、屋根材や屋上に
穴をあけボルト等で繋ぐ必要があります。
必然的に、この緊結した部分の雨仕舞いが
しっかりしていなければ雨が漏ってしまいますね。
問題は、ここなんです。
この漏水対策を業者さんがしっかりやってくれるか
というところが大きな問題になります。
ご存知のように、屋根とか屋上は、建物を構成する部位で
最も雨対策が必要とされる一番重要な部分です。
こういう重要な部分に太陽光発電を設置するわけですから
最大限の注意が必要です。
今設置している建物のほとんどがこの対策について
考慮しているかといえば疑問な点が多いようです。
また、もう一つ大きな問題があります。
その建物が老朽化し15年、20年経て
大規模修繕の時期を迎えると、屋上の防水や
屋根を修繕するとき、いったいどうするんでしょうか?
「パネルの架台を撤去して修繕をやるのか?」
それとも、
「架台をそのままにして修繕するのか?」
いずれにしても、大変難易度の高い作業となりますし
必然的に通常のリフォーム費用より大きく割高となります。
太陽光発電投資で儲けたとしてもですね
その儲けの一部を返却するような
ものではないかと思います。
それと、もう一つ・・・
パネルそのものは、耐久性を考えられたものだと
思いますが、そのパネルを支える架台の素材は
鉄製です。鉄は外に置いておくと錆の進化が早い
ことはご存知ですよね。
鉄を保護する溶融亜鉛メッキも品質の良い
相当な高度なものを利用しないとそんなに長くは持ちません。
細かなことですが、ボルトやナットなどが錆びていることが多いです。
なぜなのか?・・そこだけ傷をつけるからです。
一番安全なのは、やはりステンレスでしょうね。
電力会社の送電塔のような被覆の厚い亜鉛メッキなら
安心ですが、民間でそんなレベルの高いものを使うでしょうか?
目先の投資(儲け)のために
10年後に降りかかってくるリスクに
目を瞑っているような気がします。
現在、ブームになっている太陽光発電。
あなたはブームに踊らされていませんか?
太陽光発電のシステムそのものに問題がなかったとしても
太陽光発電に関わる施工上のこんな隠された問題があるのです。
太陽光発電は、「やってしまえば何とかなる」では
長期の展望になっていません。
10年20年という長期に渡って経営したいなら
しっかりと対策を考えてやってくださいね。
それでは
また、メールしますね。