HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第596号〜
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2013.11.20 vol.00596
おはようございます。
賃貸経営コンサルタントの竹末です。
いつもメールマガジンの購読ありがとうございます。
竹末は現在、東京へ来ています。
先週の土、日はマスター講座7期の
研修を神田の会議室でやりました。
その内の2日目は、満室を達成している
研修生の2店舗を視察させていただきました。
そのときの様子はこちらです。
さて、、
先日、全国賃貸住宅新聞を読んでいると
こういう記事が出ていました。
「借りるのをためらってしまう設備・仕様」
ーベスト10ー
1位 トイレが和式
2位 収納がない
3位 便座が黄ばんでいる
4位 お風呂が黄ばんでいる
5位 バスタブがない
6位 エアコンがない
7位 お風呂の鏡が錆びている
8位 洗濯機置き場が室内にない
9位 お風呂がバランスがま
10位 お風呂が3点ユニット
ご覧のように
見込み入居者が借りるのをためらってしまう
ような設備や仕様ですが
読者の大家のみなさん!
これを見て・・・
ご自分の物件で、該当するようなことはありましたか?
思わず、ドッキリとするような
心にぐさっと突き刺さるような
設備がありそうですね。
たとえば、
1位が「トイレが和式」とか。
私ぐらいの世代だとなんとか我慢できそうですが
20代30代の諸君だと、ちょっと抵抗があるでしょうね。
また、仮に洋式だとしても
ウォッシュレットがついていないとねぇ。
日常、トイレは使う頻度が高いので
常に患部は清潔にしたいもの・・・
私自身もウォッシュレットは
もう、やめられませんからね。
2位の「収納がない」は基本的、構造的な
問題なのでお答えしにくいですが
もし、外部に余裕のスペースがあれば
トランクルームなどを設置してあげるといいでしょう。
また、室内に収納のスペースが無ければ
棚板や天袋など、空間を最大限に利用するような
小物を付けてあげると喜ばれます。
それから、3位の「便座が黄ばんでいる」ですが
これも、印象が悪いでしょうね。
本体は陶器ですから、黄ばむことはないでしょうが
その上にある「蓋」と「座」は
プラスティック製品ですから
20年ぐらいすれば色が変わるでしょうね。
そんなに高いものではありませんから
取り換えた方が良いですね。
4位の「お風呂が黄ばんでいる」も印象が悪いですよ。
取り換えることをお勧めします。
5位の「バスタブがない」は
あまりよくわからないのですが
シャワーのみということでしょうか?
こうしてみると、水回りの設備が
重要視されているということに気づかされます。
水回りの設備は使用する頻度が高く
10年以上するとすぐに傷みやすいもの。
人が使った痕跡が残るものは
設備を更新するしかないかなと思います。
6位の「エアコンがない」は
これは問題外です。
逆に、エアコンがない物件ってあるんでしょうか?
7位の「お風呂の鏡がさびている」
そうですよね。時々あるんですよね。
20年ぐらいすると鏡が錆びているものが・・・
これも印象が悪いですよね。
ついつい、「まっ、いいか」で済ませていることが多いです。
安いものですから、ここはひとつ思い切って
取り換えましょう。
8位の「洗濯機置き場が室内にない」
これも25年から30年物に多いケースです。
構造的な問題と費用の問題ですが
少々費用を出してもらえれば
こういう設備があるので、検討してみてはどうでしょうか?
9位の「お風呂がバランス釜」
前時代的で希少な設備ですね。(苦笑)
お家賃はかなりの低めで勝負しなければなりません。
20、30代の諸君は、こういうものは
たぶん知らないんじゃないでしょうか?
シャワーでもついていれば少しは違うんでしょうが・・・
10位は1Kの代名詞。
お馴染みの「3点ユニットバス」です。
家賃が高いとか低いとかという次元ではなく
部屋が空くかどうかという問題です。
これについては、このメルマガで
過去何度も課題に載せていますが
あるものはあるという姿勢で対策を打つしかないと思います。
対策を考える前に
トイレ風呂共有のバスユニットをしっかり認識し
認めてしまうことです。
じゃあ、どうすればいいのかということですが
今のままでどうやってごまかすか?
ということを考えるべきです。
最悪の状況は認めて、
お客様にそれを超える何かを提供する
それを超える何かということは
「まっ、3点ユニットでもいいか!」
「我慢してでも借りてみたい」
こういう気持ちにさせることです。
たとえば、
こんなデザインリフォームで攻めてみるとか・・・
この手法は、あるビジネスホテルのユニットバスで
見たことがありました。
なかなか、かっこよかったですよ。
これなら、3点ユニットでも我慢できるのでは
ないかと思います。
そんなに費用は掛かりませんので
是非、やってみてくださいね。
考えてみると、どれも問題になることは
わかりきっていることですよね。
それをやるか、やらないか
行動を実践に落とし込むことだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。