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2013.8.12 vol.00570
さて、
今日は
「20、30代の入居者が考えていることを把握する」
についてお話しますね。
大家さんは、アパートの空室を埋めるために
この世代の嗜好やライフスタイル、考え方を理解し
把握しなければなりません。
ビジネスは、マーケティングで
「誰に」「何を売るか」が重要です。
商品を売るにしてもターゲットが明確になっていないと、
的外れになってしまい商品は売れにくくなります。
どんな商品でもターゲットを設定して
営業戦略、販売をかけますよね。
たとえば、
「20代のリッチな独身OLへ」とか
「退職を控えた団塊世代のお父さんへ」とか
こういった表現でターゲットの
イメージを形づくり、戦術を組み立てます。
今の時代では、全ての世代に通用する万能な商品
なんて存在しないんですよね。
貸家業をビジネスと捉えれば、お客様は「入居者」になりますね。
その入居者なんですが
以前にもこのメルマガで言ったことで
アパートやマンションに居住する年齢構成が
次のデーターでわかるんです。
国土交通省 平成24年度住宅市場動向調査結果
調査結果の概要
→ http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000062.html
民間賃貸住宅の世帯主の年齢は・・・
「住宅入居当時の世帯主の年齢」
30歳未満 43.2パーセント
30代 37.8パーセント
40代 10.4パーセント
50代 5.0パーセント
60代以上 2.5パーセント
賃貸物件の入居者の内10代、20代、30代を
合わせると【81.0】パーセントで、
賃貸入居者の8割以上が18〜30代の若い人達だ
ということになるんですね。
大家さんは、この若い世代を得意客として
考えなければならないわけです。
なので得意客になるこの若い世代をターゲットとし
彼らの嗜好や特性を常に研究しなければなりません。
たとえば・・・
私は若い世代に「住」に対する意識を積極的に
聞いて回るようにしているんですが、
以前、ある30才の男性にこんな質問をしてみました。
わたし:「築10年のアパートやマンションは古いですか?」
彼:「僕は築10年程度のアパートでも別に古いとは
思わないんですが、家の女房はこういうんですよね。」
「なんで、人が一度住んだ家にまた住まなければならないの?」
「他人が使った部屋を使うなんて私は絶対にいやよ。」
いや〜まいりましたね。
わたし、これを聴いて開いた口がふさがらない。
こういった人達を相手にしていては大家業はとても成り立たない。
アパートや賃貸マンションというものは新築の時だけで
入居者が一回転したら賃貸生命は終わりなのか?
この人にとってアパートやマンションは
新築が当たり前で築〇年なんて問題外なんですね。
常に新しいものを追い続ける日本人の若い人達の感性。
しかし、今後こんな潔癖症の日本人がどんどん
増えていくことは確かですぅ・・・・
熟年大家さんと入居者との時代的ギャップは、
なかなか埋めることはできませんね。
それでは
また、メールしますね。