HOME >> 【アパート経営で成功する人･失敗する人】 バックナンバー >> 〜第561号〜
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2013.7.16 vol.00561
おはようございます。
賃貸経営コンサルタントの 竹末です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
竹末は昨日、東京から帰ってきました。
広島も朝から「 あ つ い 」です・・・。
今日も３５℃近く気温が上がりそうですから
熱中症にご注意してくださいね。
高齢者になるほどかかりやすいそうですから。（笑）
ところで
経済の話になるんですが
銀行の融資が前年度と比較して大きく伸びているそうです。
アベノミクスで企業の設備投資が増えたかと思われるでしょうが
実はそうでもないんです。
［東京 ８日 ロイター］
『賃貸住宅の建設ラッシュが、銀行の貸し出し増加の一因となっている。』
融資の内訳は
「賃貸住宅建設への融資」が
異常なほど伸びているそうです。
そういえば、土地活用メーカーや
土地活用建築会社さんの受注が
例年になく大きく増加しているらしい。
理由は、消費税値上げ前の駆け込みや
相続税の改正を前に相続対策で建設する
地主やオーナーさんが多くなっていることが理由だそうです。
戸建て市場はそうでもないですが
分譲マンション住宅市場も同じように活発だそうで
今年はひょっとしたら住宅建設戸数が
１００万戸近くになるのではないかと思うのですが
どうでしょうか？
いずれにしても
景気が良くなることは悪くはありません。
ただ、
これ以上建物を増やしてどうなるんでしょうか？
日本では７００万戸以上の住宅の空きがあり
そのうち、賃貸の空きは４００万戸です。
新しい賃貸物件を増やせば、さらに空室が増えることでしょう。
これ以上市場として必要がないにも拘わらず
「器」がますます増えていく社会の現状は理解できません。
外国と比べ日本という国の社会構造は特殊なようですね。
さて、前回の続きです。
正面から彼らとまともにぶつかっても、勝てる見込みはありません。
本当のライバルは[地主さん]なのです。
では、彼らに勝てる方法はあるのでしょうか？
資金力のない零細の不動産投資家でも、
競争に打ち勝ち「勝ち組大家」になれる
余地は残されているのでしょうか？
・・・・・・・・
ご心配なく！
私達のライバル「地主さん」はアパート、マンション経営を
いやいややっているのです。
【いやいや】やっている経営者に向上心や研究心があるでしょうか？
また、経営努力ができるでしょうか？
不動産投資家には「将来の幸福のため」
「人生の充実のため」という
大きな崇高な目標があるのです。
相続税対策のために仕方なくやっている経営者とは
アパート経営をやる動機がまったく違うのです。
そこに私達が彼らに勝てる余地が残されています。
たとえば、地主さんは土地をすでに所有していますよね。
その土地は自分が選んだ土地ではありません。
何百年も前から、何代にも渡って受け継がれてきた
先祖伝来の土地です。
その土地を右から左へと転売したり、
売却したりすることは「地縁」が
あるためになかなかできないことなのです。
ある意味、「縛り」が働いています。
立地の悪い土地をお持ちの地主さんは、
我慢してその土地にアパートを
建てるしかありません。
そして、人の良い地主さんはメーカーや建築会社に煽られ
「立地が悪くても良い物を作れば大丈夫です！」
とか何とかうまい話に乗って、
何年か後には
「やっぱりアパートを建てるのではなかった。」
と後悔することになります。
ところが、
不動産投資家は縛られるものは何もありません。
土地を売却したり買ったりすることは茶飯事です。
自分が良いと思った市場を臨機応変に選ぶことができますし、
駄目になった市場や地域を切って捨てることもできます。
そうです。「縛り」がないから有利になることもあるのです。
絶え間ない熱意と研究心、努力心を持ち
「縛り」のない動きができるのが不動産投資家です。
ですから、
地主、オーナーさんにはない、できない部分を持てばよいのです。
そこに零細の不動産投資家が「勝ち組大家」
になれるヒケツがあります。
それでは
また、メールしますね。