HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第506号〜
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2012.12.11 vol.00506
おはようございます!
空室対策コンサルタントの 竹末 治生です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
竹末は頑張ってメルマガを書いてます。
応援よろしくお願いいたします。
さて........
以前、リフォームについてお話したことがありました。
日本の建物は
戸建て住宅で木造などは30年前後。
鉄筋コンクリート造のような堅固な建物でも
40年ぐらいで建て替えられる運命にあるわけです。
鉄筋コンクリートは100年は持つといわれていても
現実には、ほとんどの建物がそのぐらいの年数で解体しています。
十分、耐えられるだろうと思われるものでも
解体され建て替えられているんですね。
ここでその理由を説明していたら
いくら時間があっても足りませんので
いずれ、時間を取ってお話ししますね。
で、
アパートやマンションを解体して建て替えするか?
リフォームして延命させるか?
というように
どちらかを選択しなければならないときが必ずやってきます。
そういうときは、多くの大家さんが頭を悩ます時期なんですね。
「どうせ、壊すんだからお金をかけたってどうなる?」
「古いと空室が多くなるので、なんとかしたいんだけれど・・。」
大家さんの煮え切らない姿勢、気持ちが建物に乗り移って
建物はどんどんくたびれていきます。
そうなると
保守管理上、重要な清掃までがおろそかになってしまい
結局、ほったらかし状態になる。
こんなことを繰り返していく内に
さらに空室が多くなる
そして賃貸経営が負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
こんな状態になることが想像されます。
それで、ですね。
「建て替え」という選択肢もあるけれど
「建て替え」することなんか頭から切り離して
建物を壊すのは止め、建物の寿命を引延ばすんですよ。
たとえば
リフォームという手法の中で
こんな方法があるんです。
それは「スケルトンリフォーム」という発想です。
ス・ケ・ル・ト・ン・リフォーム?
聞き慣れない言葉ですね?
「スケルトン」とは構造物などの骨組みのことをいうんです。
そして、スケルトンリフォームとは
構造的に骨の部分をしっかり残して
それ以外の全ての部分を肉つけしたり化粧したりして
完全リフォーム、リノベーションすることなんです。
鉄筋コンクリートの建物であるなら
コンクリート部分の構造躯体が
60年80年と持つと仮定し
他の仕上げや設備部分はあっさり取り替えればいいんです。
建築費の中で構造躯体部分を占める割合は
建築規模や用途などで違いはありますが
概ね35から40パーセントです。
とすると、
構造体さえしっかりしていれば
新築したときの費用と比較して
60から65パーセントの費用でできる
ということになります。
だから、仮に新築で1億円かかる建物が
6000万から6500万の費用で
建設できるということですね。
高いといわれている日本の建築費ですから
これはとってもおおーきい。
これなら、新築のように無理をして高い家賃を
設定することもないし、建築費が安いんですから
適切な家賃で経営を安定して続けることができる。
融資についても
その頃なら、借入金が残っていることも無いだろうし
経営収支が健全という条件なら銀行も貸してくれます。
また、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)などでも
大家さんを応援する低金利で固定の融資もあります。
賃貸住宅リフォームローン
→ http://www.jhf.go.jp/customer/keiei/reform/index.html
ただし、
躯体が構造上持つか持たないかという
建築耐震診断は必要ですので
専門家へ相談しておいてくださいね。
目安は、建築の耐震基準が変わった昭和56年(1981年)です。
→ http://www.aij.or.jp/jpn/seismj/lecture/lec9.htm
最後までお読みいただきありがとうございます。