HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第412号〜
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2011.10.27 vol.00412
おはようございます!
空室対策コンサルタントの 竹末 治生です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
竹末は頑張ってメルマガを書いてます。
応援よろしくお願いいたします。
寒くなりましたねぇ。
私の事務所は北側にあるので
普通の事務所より寒いんです。
それで今日から
電気ストーブを持ち込んでいます。
考えてみればもう10月の終わり。
寒がりの竹末としては
日に日に寒くなっていく季節が
恨めしいです。
さて
東京都内では、東北大震災以後
震災の影響なのか、オフィス街を歩くと
建替えのための解体中の現場が目立ちます。
一昔前は、鉄筋コンクリート造は
100年は大丈夫!なんていっていましたが
100年どころか、その半分の50年程度で
ほとんどの建物が解体という、哀れな末路を辿っています。
(保存的な意味合いの建物は別として)
老朽建物を壊すのは
いろいろな理由がありますが
この日本では、
通常が30年。最大でも50年ぐらいが
建物の寿命なのでしょう。
そこで、竹末なりに
「どうして欧米に比べて日本では建物が短命なのか?」
という理由を考えてみました。
短命なのは社会的な理由、物理的な理由があります。
まず一番大きな理由は
やはり日本の場合は地震国だからという理由でしょう。
一般的に、
耐震診断をし耐震基準に満たない建物は
耐震補強をしますが、補強のコストが膨大な場合
解体して建替えた方が「手っ取り早い」ということも
往々にしてあります。
急速な社会の進歩で、建物の間取りや設備が
時代の流れに合わなくなって
すぐに陳腐化することも原因です。
また日本人の「新しモノ好き」な国民性も
影響しているかもしれませんね。
20代30代の若い人なんか
20年ぐらい経ったものを見て
直感的に「古い」と判断し嫌う人も多いです。
一方、西欧やアメリカの外国人は
日本人ほど古いものを嫌いません。
古い旅館などへ泊まっている外国人に
聞いてみると「たたみ」大好き!なんて
いう人も多いです。
その他に、建物をあまり大事にしない
メンテナンスをしないという文化も起因していると思います。
アメリカの戸建て住宅のように
ご主人や子供たちが自分たちで
クロスの張替えやペンキを塗ることが当たり前
の文化は日本ではとても考えられないことです。
だから
私の知っている大家さんを見ていると、
外部をリフォームをする時期は
ほとんどが15年から20年の間です。
他にも日本の気候風土や自然環境
建物の構造などが理由で
建て替えが多くなることも考えられます。
30〜40年前の木造建築では
安普請で、とても耐久性のある
建物とは思えません。
いずれにしても
スクラップ&ビルドを繰り返すこの建築の流れは
日本独特なものでないかと思います。
東京を訪れた外国人は、このビルの建築ラッシュを見て
一様にびっくりするそうです。
新興国のアジアの都市なら理解できるが
「これが不景気といわれている街なのか?」
「まったく不景気とは思えない」
ということをよく聞きます。
実は本当に不景気なんですが・・・。
こういったことが
日本の建物が寿命が短い理由ではないか
と思います。
寿命が短いから、建物の価値が低くなり
木造住宅など15〜20年にして
価値が0になるという世界でもまれな珍現象が起こるんですね。
私なんかから見ると
ほんと無駄なことをやっているなと思うんですが
読者の皆さんはどう思われますか?
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東京都内の解体工事中
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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