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2011.1.31 vol.00332
おはようございます!
空室対策コンサルタントの 竹末治生です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
さて、
全国的に賃貸マンションやアパートの空室が
増加しているのは確かですが
テナントの空室も大きな社会現象になっています。
全国の地方都市でも、企業の縮小や撤退が相次ぎ
テナント、オフィスビルの空室が増えています。
竹末は1ヶ月に一度、東京へ行くのですが
オフィスビルの新築供給が相変わらず多いなと感じます。
あれだけのオフィスが乱立し、
床面積が増床してくると
少し古いビルや小規模なテナントビルで
空室になるのは当然なことだと思えます。
実際に、東京都内の各駅の周辺を
歩いて回って見ますと
オフィス、テナントビルの空室が
意外に多いのに気づきます。
首都圏といえども、テナントの空室増加は
予想以上に進行しているようです。
以前、ある新聞社の経済記者さんとお話しすると
新聞などで公表されている空室率は
比較的規模の大きなオフィスビルの統計数値であり
都内の小規模な○○m2以下のオフィスビルなど
はカウントされていないとか、、。
新聞やインターネットなどで
公表されているデーターは
テナント物件専門の不動産リーシング会社が
扱っている物件の集計なんですね。
だから、本当の空室率はそれよりもっとあるということです。
それで、
竹末は最近、テナントの空室対策について
研究を始めました。
様々な書籍、資料からの情報や
不動産会社の聞き込みから
アパート、賃貸マンの空室対策と
基本的な考え方は似ていると思いました。
アパ・マンの場合、ターゲット顧客層は
シングルやファミリーなどの個人です。
一方、オフィスビルなどのテナントは概ね企業が対象です。
しかし、
対象としての企業を単なる組織、団体として
見るだけでは偏った見方というもの。
建物や立地、環境、賃貸条件などを見る目は
やはり、企業内部の人間の観察力であり
そして、その人の受けた感性による判断も
リーシングを決定する大きな要因があるのです。
たとえば
その組織の中でどんなポジションの人間がテナントを探すのか?
その人は何を考え、何を求めて検索するのか?
内覧するにしても、どんな視点で見学するのか?
最終的には最高経営責任者の決断なのか?
決定権者はその組織の他の誰なのか?
そういったことを頭に描きながら
考えていくと
おのずと
解決策が見えてくるようになるでしょう。
賃貸住宅と同じように
テナントの空室対策も
単なるハコ物として考えるのではなく
また
「ビジネスだから仕事ができる環境でないと」
とか「仕事第一」と堅く考えないで
オフィスが
人を感動させたり
ワクワクドキドキ感を感じさせたり
予期せぬ期待感を持たせたり
モノではなく仕事に役立つ情報を
付加価値として付け加えたり
癒しを感じるトイレを用意するとか(笑)
社員が仕事をする環境を
より良いものと感じることができて
仕事の能率が、結果アップできるとしたら
オフィスの在り方をもう一度見直してもいいのではないか
と思えるようになったのです。
もちろん、仕事をする環境を逸脱させる
というようなことではありません。
テレビや本で見たことがありますが
あの有名なアメリカのIT企業「Google」は
会社敷地内に精神的なゆとりを
体感できる施設を作り
社員の発想やアイディア力を高めるため
仕事環境をより楽しいものにしていました。
すばらしいことですね。
それから
今後の
テナント空室対策の場合のキーワードは
「リフォーム」と「セキュリティー」です。
これについては
次回のメルマガでお話します・・・
最後までお読みいただきありがとうございます。
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