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2010.09.02 vol.00291
おはようございます!
空室対策アドバイザーの 竹末治生です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
さて、、
お約束どおり
昨日の3点ユニットの改善法の続きです。
一旦はあきらめてください、といいましたが
まだまだあきらめないでくださいね。
まず、事実を認めなければいけません。
あなたの持っているアパートは3点ユニットバスで
入居者から嫌われるタイプのアパートだということ。
SUMMO部屋捜しの実態調査(全国版)のデーターによると
http://suumo.jp/edit/chintai/survey/100217/
「付いていて当たり前・付いてない部屋は
借りないと思う設備、仕様」では
エアコンに次いでバス・トイレ別が
男女全体で65.5パーセントです。
しかし、逆に35パーセントの人が
バス・トイレ別でなくてもかまわないという
見方も取れるわけで
まったくダメ!というわけではないのです。
業者さんや大家さんが
「3点ユニットは、入居者が付かない」という
先入観は怖いですね。
それで、昨日言ったことを思い出してほしいのです。
こういうことでしたよね。
「弱点を越える価値を商品に付け加える」
商品の決定的な弱みやデメリットは
何らかでカバーするしかありません。
消費者にその弱みを弱みと感じさせない、
それ以上の大きな付加価値であれば消費者は納得します。
わかりやすく言えば
トイレフロが別々になっていなくっても
それ以上に心を奪われるものがあれば
その弱みは弱みでなくなるわけです。
デメリットであった3点ユニットが
大きなネックとならないようにすればいい。
それが実現できるのが1Kマンションの
「ローコストデザインリノベーション」です。
たとえば、これを見てください。
良い実例です。
http://www.m-apartment.co.jp/produce-jirei/highgrade-16.html
<モダンアパートメントHP>より
3点ユニットバスの写真をじっくり見れば
ユニットバスを変えずにちょっとした工夫をしていますね。
壁面いっぱいの鏡や壁面のシート張りそして木目調のトイレ便座。
このようなデザインリノベーションは
入居者の全ての人に通用するというものではありません。
凝ったデザインでなくフツーの部屋でいいという人も
いるでしょうし、壁クロスも白でいいという人もいるわけです。
しかし、何の興味性もないネックを持った物件(3点ユニット)
に誰が関心を持つでしょうか?
デザインリノベは万人に受けるというものではありません。
逆に、万人に受け入れられるものは今の時代難しいでしょう。
10人いて10人の人に受け入れられるということは
物を選べない時代ならともかく、現代では不可能です。
ですから10人の内5人ぐらいが気に入ればいいのです。
その5人を見つけてくれば良いのです。
デザインに惚れて「どうしても入居したい!」
という人を見つけてくればいい。
最終的には「自分だけのための部屋」として愛着心が湧けば
長期入居にもつながります。
個性的であるということが受け入れられる時代に
なったということでしょう。
これこそが、究極の3点ユニット空室対策法なんですね。
まだまだ、あきらめてはいけません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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