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HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第289号
 
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                       2010.8.27 vol.00289


 さて、、



 先日、ある大家さんから電話相談がありました。
 話を聞いてみると、空室の相談ではありません。


 「長く空いた部屋がやっと詰まった!」ということで
 大変喜ばしいことだったんですが

 入居者は、生活保護を受けている母子家庭だそうで、
 それはそれで、時代がこういう時代ですから
 仕方がないことです。


 生活保護を受けた人でも、家賃を払ってくれるなら
 大事なお客様には変わりありません。


 ですが、その後の話を聞いてみると
 引っ越した時点から、男性が毎日部屋に出入りし
 一緒に生活している様子。


 朝は仕事しているのかどうかわかりませんが
 しっかり車に乗って出て行くそうです。


 しかも、
 その母子家庭の母親と賃貸契約を交わしたときの
 保証人がその男性だということらしい。


 こういうケースって、よくあるんですよね〜


 自分が借りれるだけの条件を持っていないので
 女性の名前で契約をさせ、女性に住まいを借らせて、
 あとから自分が部屋に入り込む。

 たぶん、計画的な所業です。


 そこで私はその大家さんに言いました。


 私:「○○さんと契約を交わしているのはその女性でしょう」
   同居人の名前や年齢もしっかり契約書に謳っているはず。
   だから、その同居人でない男性が生活している状態
   であれば、明らかな契約違反じゃないですか?」


 大家さん:「そ、そうですね。確かに契約書に書いてあります。」


 私:「そうでしょう。
   だったら、その契約書の女性にはっきりと契約違反だと言ってください。」


 大家さん:「そうですが・・・言わないとダメですか?」


 私:「遠慮することはないでしょう。
   入居者は大家が優しいと思えば甘えてきます。
   ここは毅然と大家の立場で物言いをしてください。
   今後のこともありますのでいい顔をしないで
   契約書をたてに追求してください。」


 大家:「はい、わかりました」


 私:「それに、生活保護を受けてこういう状況になっている
   とわかったらすぐに役所の福祉課へ行って説明すればいい。
   役所も事情がわかれば、生活保護を打ち切るかもしれません。
   そうなったら本人たちも困るでしょう。
   だから、言うべき時はいいましょうよ。」


 大家さん:「ハイ、わかりました。早速、話をしてみます」


 ということで話は終わりましたが

 どうも、本や雑誌、インターネットなどで勉強した
 「大家業はサービス業」という文言に踊らされ、
 間違った解釈をしている大家さんが多いように思います。


 古臭いですが、大家と店子の関係は親と子の関係です。


 日ごろは子供ですから、優しくしたとしても
 一度、子供が悪さをすればお尻を叩いて厳しく躾ける。

 (最近はこういう行為が子供の教育上問題になるそうですが。)


 これですよ。大家と店子の関係は!


 どんなに空室が多くなって立場が逆転しようと
 この関係だけは死守しなければなりません。


 たとえば、水が漏れたとか臭いがするとか
 日常的なクレームには緊急に対処して
 あげるのはもちろんのことです。


 これが入居者の「顧客満足感」ですし
 大家として守らなければならない義務です。
 お互いに守るべきルールは守るということです。


 しかし、店子にへつらったり、愛想をしたり
 ぺこぺこ頭を下げたりすることが果たして
 サービスになるのかといったら大きな勘違いです。


 大家は親代わりなんですから、ぺこぺこしなくたっていいんです。
 どーんと構えて「貸してやっているんだ」という気持ちを
 持ってもらいたいもんです。


 あなたは大家。
 入居者からは一目置かれる存在なんですよ。


 そういう意識を持って接していると
 入居者は「貸してもらっている」と自覚し
 変な権利意識を持たないようになるでしょう。



 大家としてのスタンスを問われますね。
 

 

 
 最後までお読みいただきありがとうございます。

 今日の話はいかがだったでしょうか?



 私は自分のアパートで入居者に会うと
 かならず、挨拶をするように心がけています。


 これは

 「入居者と良好な関係を保ちたい」という
 希望的な欲求と共に

 「私が大家である」と言う一種の自己顕示でもあるのです。


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