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2010.02.02 vol.00236
さて、、、
最近は「エコ」という時代背景もあり、
自転車が静かなブームになっているようです。
知人の中高年の人や若い人でも
健康やダイエット目的のため
自転車に乗るようになったという人は多いですね。
しかし、通常の賃貸アパートの外の駐輪場に
大事な自転車をフツーの自転車と同じように
置くわけにはいきません。
そういう人たちが持っている自転車を外に置けば
盗難や傷を付けられたりする恐れがあるからです。
大事な自転車は、自分の目の届くところに保管したい
というニーズがそこにあるわけで、
それを見逃さずキャッチした賃貸住宅があります。
自転車は大きく分けて
「ロードバイク」と「マウンテンバイク」があり
最近は
自転車の中でロードレーサーなどは安いものでも
10万、20万。
高いものでも50万から100万するそうですから
けっこうな「高額商品」です。
そんな高額商品ですから、
路上に置くなんてもってのほか。
マニアの人は保管場所には常に悩んでいることでしょう。
実際、
私が経営しているトランクルームでも
2人の利用者がトランクルーム内に
ロードレーサーを入れています。
この人達は、通勤に自転車を利用。
トランクルームに自転車を収め、
着替えをした後、歩いて仕事場に向かう。
そのような利用方法だったので、
以前から自転車ってニーズがあるなと感じていました。
そこで、
「コンセプトを持った賃貸住宅」の登場です!
首都圏で「自転車愛好家のための賃貸マンション」
という斬新なテーマを持ったマンションができたようです。
−全国賃貸住宅新聞ー
⇒ http://www.mitezza-c6.com/html_site.html#01
さすが、東京ですねぇ。 何をやっても成功する!
東京都板橋区に作られたこのマンションは
地上14階建て。120戸の賃貸マンションで
4月からの募集開始でしたが、わずか3ヶ月で満室になったそうです。
通常、ありきたりの賃貸マンションであれば
満室になるまで半年から一年は掛かる物件です。
施設の内容についてホームページを見てもらえばわかりますが
●エントランスで自転車が修理できる。
●自転車置き場が部屋の前にある。
●エレベーターがウォークスルーで設計されている。
※ウォ─クスルーとは
前後に扉がついていて後ろから入り前から出て行くことができる
以前、バイクガレージ付賃貸マンションを紹介したことがありますが
よく似た構造になっているようです。
惜しいかな、
私が思うんですが・・・
自転車を室内に持ち込み、
床や壁に飾って観賞ができるようにしてあげれば
マニアがもっと喜ぶのではないかなと思ったのは私だけでしょうか?
いずれにしても
ニッチなニーズを発見し、それに特化したコンセプト賃貸マンションは
今後の賃貸住宅のあり方、考え方を大きく変えていくでしょう。
ただし
ニーズがあるからといって安易に乗り出すのは禁物です。
特殊なコンセプトを持った賃貸住宅の場合は
「不動産屋さんに募集を頼んでも客付けができなかった」
ということもありえます。
募集するしくみ=メディア戦略を立ててから
事を起こすことが一番重要です。
いつも言っていると思いますが
「商品」は、いくら良いものであったとしても
消費者に認知されなければ売れません。
このことを思い起こしてコンセプト賃貸住宅の企画戦略を考えましょう。
入居者を集客する「しくみ」や「装置」がなければ
”絵に描いた餅”になります。
大成功しているコンセプト賃貸住宅は
この「しくみ」が出来ているから成功するんです。
このことを頭に入れて置いてくださいね。
しかし、
この賃貸マンション、12億円もかけてよくやったな、と思いますねぇ。
120000万÷120戸=1000万
戸当り1000万掛かっているので
チョッと高いかな〜と思いますが
クライアントさん、度胸ありますよねー
最後までお読みいただきありがとうございます。
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