HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第226号〜
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2009.12.28 vol.00226
おはようございます!
空室対策アドバイザーの竹末です。
いつもメールニュースの講読ありがとうございます。
さて、、、
私が相談を受けた中で
「リフォームをお金をかけてやったが芳しくない」
という大家さんが多いようです。
どういう経緯かわかりませんので
じっくり話を伺うと・・・
不動産業者さんから
「和室は決まりにくい」と勧められ、
その後、工務店と打合せをしながら
2DKを1LDKに間取りの変更。
和室を洋室に変更。
その他流しや洗面などの設備を取替えた。
6ヶ月が経つがいまだに決まらない。
また、ある大家さんは
>8月に、業者にすすめられて和室を洋室にリフォームしました。
>何だかんだで35万位かかりました。未だ空室です
>10月には,光インターネット無料が常識ですからというので対応しました
>やはり35万です。結果は。。。。。
>運用資金も心細くなってまいり不安な日々です。
このように
業者さんに勧められリフォームしたが
全然、効果がなかったという声があります。
確かに、業者さんの言うことは当たっているかも知れません。
和室にしてもインターネットにしても時代の流れです。
業者さんのアドバイスは的を得ているでしょう。
しかし、
不動産業者さんの勧める設備が本当にニーズに合っているのか、
それとも、的外れのものなのか、
は最終的には自分で見極めなくてはいけません。
たとえば、
和室を洋室にする場合でも
床だけフローリングに変えるのか
じゃあ、建具はどうなのか、どうするのか
和室の敷居があって段差はどう解決するのか
洋室に変えて今までの洋室とイメージは変わらないか
和室に使っていた額縁は取り替えるのか
(額縁=窓の周りについている化粧の木枠)
などなど
賃貸経営では、限られたお金や労力と相談しながら、
また、細かい部分にまで気を使いながら、
決めていかなければなりません。
具体的な言葉だけで判断してはいけないのです。
インターネットにしてもそうです。
いまどきの若い人はネットをやるのが当たり前だから
ネットやり放題にしてお得感を出し、家賃に載せて募集を掛ける。
しかし、地域によっては、(製造業が多いところとか)
低所得の入居者は家賃を払うのがやっとで
ネットをやりたくてもパソコンさえも買えない事情の人
もいるわけです。
最近は携帯さえあればなんでも調べられるし
パソコンと同じような高性能携帯もあるぐらいですから
さほど、必要のない人もいるものです。
必然的に、ネット代が含まれているので家賃が高くなり
ネットの必要がない年200〜300万の低所得の若い単身者は
家賃の高さを敬遠する。
このように、地域によって或いは所得や仕事の内容によって
入居者層は変わってくるものです。
そこらへんを、家主であるあなたは、いろんな調査をしたり
聞き込みをしたりして見極めなくてはいけない。
これが「賃貸経営の現実」なんですね。
論理的に解決できないのが「賃貸経営」です。
たしかに、HOMESなどのポータルサイトで
調べれば入居者ニーズのデーターはたくさんあります。
しかし、それはあくまでひとつの指標であって
それを全面的に信じるわけにはいきません。
入居者は「人間」です。
人間である限りそれぞれに「個」があり
趣味、嗜好や特性、ライフスタイルも違うのです。
だから、住居として選ばれるアパートやマンションも
好き嫌いがあり、皆がみんな好いてくれるというわけではありません。
あなたのアパートは万能ではないのです。
そうであれば
10人の内5人の人間に好いてもらえば、
「そのリフォームは成功だった」といえるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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