HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第154号〜
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
◇ 【まぐまぐ公認 殿堂入りメルマガ】
■
◇
アパート経営で成功する人・失敗する人
■
◇ 『
空室対策110番』
■ http://www.kuusitsu110.com
◇
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
2010.09.11 vol.00154
さて、
昔から大家さんが言われることで、
どの大家さんも
不動産屋さんへの不満が非常に多いことに
気づかされます。
「不動産屋さんが部屋を詰めてくれない」
「管理を任せているのに対応が悪い」
「管理費に見合う仕事をしていない」
「電球の交換に○○円も請求された」
「家賃を下げることしかアドバイスしない」
「入居者クレームに対応してくれない」
「空室対策のためお金の掛かる提案ばかりする」
大家さんに会うとこんな愚痴ばかりです。
アパートやマンションが新築で、最初の頃は
不動産屋さんと仲が良いのですが、5、10年と時が経って
いくほどアパート経営のいろいろな問題点、たとえば、
滞納とか現状回復、空室など、必然的に起こる問題のため、
家主の不動産屋さんに対する不平、不満が噴出します。
まるで彼女と彼氏の恋愛関係の別れ話に発展するように・・・
そうです。大家さんと不動産屋さんの関係は
「出会いがあれば別れのある」恋愛のようなものなんですね。
出合ったときはお互いの良いところが気に入って
付き合い始めます。しばらく付き合って認め合い
熱中しますが、付き合ううちにお互いのいろいろな
短所に気づきコミュニケーションが取れなくなる。
そして「破局」を迎える。
往々にして、男と女の関係なんてそんな事がよくあるものです。
或いは夫婦の関係ともよく似ているのではないですか。
さしずめ、彼女が大家さんで彼氏が不動産業者という
ところでしょうが、最後は「可愛さ余って憎さ100倍」
という結末になります。
男女の関係と、大家さんと不動産屋さんとの関係も
似たようなところがあります。
家主と不動産業者は、お互い利害が共有できる関係に
ありながらこのように反目しあう関係になってしまう
というのもおかしな話です。
私から言わせれば、不動産業者に期待するほうが
おかしいと思うのです。
所詮、不動産業者にとって大家さんの物件は他人のもの。
自分のものではありません。
業者さんは、他人のものを利用しヘルプして
対価を得る商売なんですね。
他人のものだとすれば、仮に管理料を払っていたとしても
誰がそこまで他人の物件のために面倒を見てくれるのか?
よく考えてみてください。
たとえば
駐車場を見て回って駐車場の隅っこににちいさなゴミが
一つ落ちていたとすれば、あなたは自分の可愛い物件
であればきっと拾うでしょ。
管理会社の社員が、管理物件を見回って駐車場に
小さなゴミが落ちていたとしたらわざわざ
拾ってくれますかね?
たぶん、、、
あったとしてもあまり気にかけないのではないでしょうか?
私がいいたいのは・・・
所詮は、管理会社から見れば、
管理費という対価を得ていても ”ひとごと”なんですよ。
(どこかの総理大臣とおなじものの言い方ですね。)(笑)
自分が所有している物件への思い入れは、当の本人でなければ
わからないということなんです。
お金で解決できないこともあるんですね。
こんなことから、大家さんの管理会社への不平や不満が
噴出するんですね。
だから、
管理会社へ100パーセント期待してはいけないということ。
管理会社は100パーセントの期待に応えるのは無理だということ。
大家さんは期待するだけ精神的に損です。
100パーセントのことを求めるから不満が出るのです。
管理会社へ「完璧」を求めるから不満が出るのです。
だから
管理会社への依存度は80パーセントぐらいでいいんです。
20パーセントは自分で管理する気持ちで80パーセント
を任せれば良いのではないでしょうか。
そうすれば完全な期待をしていないので愚痴も出てこないでしょう。
管理会社に完璧を求めるのはそれは無理というもの。
100パーセントを求めるなら、管理会社に任せず「自主管理」
という選択肢もありますね。
自分のやることですから、管理上に落ち度があったとしても
文句は言えませんし責められないでしょう。
わたしなど自主管理ですから、不動産会社へ何の不満もありません。
何度もいいますが
管理会社の味方をするわけではないですが
彼らに全面的に期待するほうがおかしいといいたいんですね。
最後まで読んで頂いて
ありがとうございました。
【アパート経営で成功する人・失敗する人】バックナンバー