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HOME >> メールマガジン バックナンバー >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 〜第145号
    
     
    これを知らずにアパート経営をしてはいけません。
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 ■          アパート経営で成功する人・失敗する人 
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 ■            http://www.kuusitsu110.com
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                                                2008.7.8 vol.00145



 こんにちは


 空室対策アドバイザーの 竹末 です。


 いつもメルマガ講読ありがとうございます。


 九州電力さんのHPに「豆知識」というコーナー
 がありまして、私は賃貸経営コンサルタントとして
 情報を掲載しています。


 インタビュー形式ですから、メルマガではめったに
 話さない話題になっていますよ。


 九州の読者さんは登録してみてくださいね。


 https://www.kireilife.net/owner/mame/mame_index.html



 さて

 
 アパートやマンションの空室対策と同じように
 テナント見込み入居者に対して
 詳細な情報を作ってあげることが必要です。


 不動産会社が作るような定型版の無味乾燥な
 募集案内チラシではなく、工夫した集客販促ツールです。


 テナント企業が欲しい情報は、間取りや賃貸条件は
 もちろんでしょうが、それだけではないはずです。


 テナント物件の持っている特性をもっとアピールすることです。


 例えば、

 窓が多く、部屋が明るいため、作業環境は抜群に良いとか、


 この建物は耐震基準を満たしているため
 震度7でも倒壊する恐れがなく安全であるとか


 この建物は有名な超大手ゼネコンが設計施工して
 いますので、品質的には太鼓判を押せますとか

 しっかり考えればこのようにいろんな特性があるでしょう。


 また具体的にターゲットをイメージして
 お医者さんだったら歯医者向け、目医者向け、耳鼻咽喉科
 向けなど、のようにぐっと絞り込んでみて

 あなたが理想とする業態をイメージして

 それを
 「このような業種、業態に向いています」
 という項目を作って全て書き出すことです。


 そうすれば、これを見た同業種のテナントさんが

 「ウチのことを言っているな。どれどれ」と

 思わず目を留めることでしょう。


 「細分化された具体性」で呼びかければ人は反応するのです。


 また、周辺環境などもお知らせしなければなりません。


 たとえば、

 従業員が二人とか三人程度の小規模な企業なら、
 その企業にとって日常仕事をする上で周辺に何が必要か、
 何があれば便利なのかを考えることです。


 お昼時に食事するところとか
 何でもそろっているコンビニがあるとか
 或いはお金の入出金のためのバンクが近くにあるとか


 また接客商売であれば来店していただくための
 交通機関や来客用駐車場。駐車場がなければ
 コインパーキングなどの所在など。


 その物件の良さ、テナントが感じるベネフィットなど
 じっくり考えれば訴えることはたくさんあるでしょう。


 そういった物件の特徴などを地図上に落としたり
 写真で撮って、できるだけ掲載し情報を発信するのです。


 突き詰めると、私が何度も言っているアパートや
 マンションの募集チラシと一緒なんですね。

 ですから、手間を惜しんではいけません。

 あなたはこういった作業をすることで物件の「強み」
 「弱み」を知ることになるのです。

 そして
 それがこれからの空室対策に役立つようになるからです。


 ■また、HPなどの活用も重要ですね。
 手っ取り早くブログなどを利用してたくさんの情報を
 発信し窓口を作っておくことです。


 テナント募集や地域名等のキーワードで検索され
 ヒットできるようにしておけばけっこう問い合わせが
 あるものです。


 ■それから昔と違って今のテナントは見掛けを気にする
 っていうこと。管理上常にきれいにしておくことは
 もちろんですが、共用部分、たとえば、玄関エントランス
 ホール、EV、廊下などの動線部分は非常に重要なポイントに
 なります。


 ■それから、トイレ、洗面所なども気を抜かないように
 しなければなりません。

 女性用のトイレの清潔さや上品さを出し、改装した
 おかげでテナントが決まったということも
 あるそうですから。


 ■それと、企業はセキュリティーも気にします。
 警備会社との提携、オートロック形式などは
 「セキュリティーを重視していますよ」という姿勢を
 テナントにアピールします。


 ■ファサードのデザインも考えたほうが良いと思いますよ。
 テナント側がアプローチする玄関周りだけ部分的に
 ちょっとした工夫をして、グレード感を出し見せ掛けを
 良くするのです。


(ファサード:建築用語で建築物の正面という意味。)


 ■最近は、不動産会社も考えているようで
 空いているテナント物件がいつでも見れるように
 シャッターを開けてショーウインド的に
 中を見せるようにすることが多くなっていますね。
 コレもひとつの募集テクニックといえるでしょう。


 ■それから、これ重要なことなんですが
 皆さん勘違いしていると思うんです。


 物件を決めてくれるテナント側、企業は家主から考えると
 組織を相手にしているわけではないんですね。


 最終的には上司やその組織を代表する人の決済を
 仰ぐようになると思いますが、相手を人として考えれば
 いろんな打つ手があるということなんです。


 企業の中の社長さんとか営業所の責任者或いは
 総務の担当者とかいう人が物件を内見して
 価値を判断するんですね。


 組織という個体が判断するんじゃなくて組織を
 構成する人、人間なんですね。相手を人としてみれば
 その人たちの考えていること、感性や判断力、決定力、
 識別力などに左右されることが多いわけです。


 わかります?


 組織が決めるんじゃぁなくて、人が最終的に決めるってこと。
 これ忘れないようにしてください。


 であればいろいろな施策が考えられるって事なんです。


 その人たちに気に入られる、借りたいと思わせるためには
 どうしたら良いのかを考えればいいわけです。


 だから、いくら相手が企業であっても「感動したり感心し
 たりして、感情で物事を判断することもある」と言うこと
 なんですね。


 『人はモノを感情で買った後に買った理由を正当化する』
 と経営コンサルタントの神田昌典さんの本に書いてありました。


 これ、テナントの入居者対策にも使えるのではないでしょうか?



 今日はあれこれと、とりとめない話になりましたね。



 次回もテナントの空室対策について
 私が経験したことを基にいろいろなお話を
 したいと思います。


 楽しみにして待っていてくださいね。


 

  それでは、また。

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